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読書記録と雑感

読んだ本とか思ったこととかの記録用

きゅうけい中

ハムレット』のあらすじを書く用事(?)があって、高校生ぶりくらいに読んだ。だいぶ筋を忘れてたのと、いままでハムレットの性格をけっこう取り違えたような気がした。

 

ハムレットと言えば、 "To be or not to be, that is the question". という第4独白の解釈をどうするかという話題がとっても語られてきたそうだけど、今回改めて読んで、これの主語ってハムレットじゃなくて、叔父のクローディアスや母のガートルードなのではないかなともちょっと思った。

 

ここの訳は、「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ」というハムレットの自殺願望を根拠にした説と、「為すべきか、為さざるべきか、それが問題だ」という父に頼まれた復讐をほんとにやってよいのか悩むという説との2種類が言われるように思う。

 

でもこれの主語を叔父や母にすると、「(あのような罪を犯した人間が、) この世に在って良いのか、そうではないのだろうか、それが問題だ」という風に読める。このハムレットの長台詞には "I" や "me" などの一人称を示す言葉が出てこないことが指摘される。これは自分のことを語りながらも、ハムレットは徹底して客観的に自らを語っているのだと説明されるそうだけど、そうでなくこう考えると単純に自然な流れな気がする。

 

この苦悩は、復讐をすべきか悩み、先延ばしにするハムレットの姿ともすんなり重なるように思う。だけど、そのあとの台詞の内容的にこう解釈するのは無理あるのかなあ。とか言ってないで卒論やれ。