読書記録と雑感

読んだ本とか思ったこととかの記録用

科学哲学の勉強の本とか

一個目の院試が終わって、最近科学哲学に入門できてきたので、友達に科学哲学を布教するときのためとかにちょっと整理しておく。

 

《一番最初に読む》

戸田山和久『科学哲学の冒険』

くだけた言葉で対話形式でめっちゃ読みやすい。科学的説明・科学の方法と科学的実在論が詳しく書いてある。

 

野家啓一『科学哲学への招待』

野家先生の文章は読みやすいしわかりやすい。それに文庫本で薄いのに内容はしっかり入ってる。科学史・科学哲学・科学社会学の順で説明されてる。古代ギリシアからの科学の展開とクーンとかの新科学哲学、科学の構造についてのものに詳しい。

 

村上陽一郎『新しい科学論』

高校生の頃読んでから読んでないのであんま覚えてないけど読みやすい。イラストがやばい。ブルーバックスから出ている。

 

《ちょっと難しい》

内井惣七『科学哲学入門』

科学の方法論と科学的説明について詳しく書いてある。論理実証主義以後のいわゆる科学哲学だけじゃなくて、それ以前の帰納とか因果とかについて考えていた哲学のことも詳しい。

 

伊勢田哲治疑似科学と科学の哲学』

各章ごとに疑似科学を一つ扱ってそれについて科学哲学のトピックから論じる。いわゆる線引き問題中心だけど線引き問題はいろいろな科学哲学のトピックと関係してくる。

 

あたりをしっかり読むと科学哲学についてなんとなくわかる。サミール・オカーシャの『科学哲学』とアラン・チャルマーズの『科学論の展開』もわかりやすいけどテクニカルタームがあまり明確な形で示されていないので先にテクニカルタームと概念の内容が結びついてからのほうがいいかもしれない。